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プロジェクトが炎上する企業に共通する初期症状とは?

プロジェクトが炎上する企業に共通する初期症状とは

「最初は順調だったのに、気が付いたらプロジェクトが大幅に遅延していた。」

システム導入やERP刷新プロジェクトでは、このような話を耳にすることがあります。

しかし、プロジェクトはある日突然炎上するわけではありません。

多くの場合、初期段階から何らかの兆候が現れています。

問題は、その兆候に気付けるかどうかです。

では、プロジェクトが炎上する企業にはどのような共通点があるのでしょうか。

 

症状① 目的が曖昧になっている

プロジェクト開始時には、

・業務改革を実現したい
・在庫を削減したい
・情報を一元化したい

などの目的があったはずです。

ところが、プロジェクトが進むにつれて、

・機能の話
・画面の話
・帳票の話

ばかりになってしまうことがあります。

気付けば、「なぜこのプロジェクトを行うのか」という本来の目的が共有されなくなります。

この状態は、プロジェクト迷走の始まりです。

 

症状② 意思決定が遅くなる

プロジェクトでは、日々様々な判断が発生します。

しかし、

・誰が決めるのか分からない
・関係者が多すぎる
・会議で結論が出ない

といった状態になると、意思決定が滞ります。

その結果、課題が積み上がり、スケジュールが遅れ、現場の不満が増えていきます。

プロジェクトにおいて、意思決定の遅れは大きなリスク要因です。

 

症状③ 課題が見えなくなる

順調なプロジェクトには課題があります。

一方、危険なプロジェクトほど、「課題が見えない」という状態になります。

もちろん、本当に課題がないわけではありません。

課題が報告されなくなったり、表面化しなくなったりしているだけです。

・現場が遠慮している。

・ベンダーが言い出せない。

・責任者が把握できていない。

このような状態は非常に危険です。

課題そのものよりも、課題が見えなくなることの方が深刻なのです。

 

症状④ 要望が増え続ける

プロジェクトが進んでから、「これもやりたい」、「この機能も追加したい」という要望が増え続けることがあります。

もちろん、必要な見直しは重要です。

しかし、

・要件定義が十分でなかった
・目指す姿が共有されていない
・優先順位が決まっていない

場合には、要望が際限なく増えていきます。

結果として、スケジュールやコストへの影響が大きくなります。

 

症状⑤ 現場の参加意識が低下する

プロジェクト成功のためには、現場の協力が欠かせません。

ところが、

・会議に参加しなくなる
・発言が少なくなる
・依頼への回答が遅くなる

といった状況が見られることがあります。

これは単なる忙しさではなく、「自分たちのプロジェクトだと思えなくなっている」可能性があります。

現場の参加意識が低下すると、導入後の定着にも大きな影響を与えます。

 

炎上は突然起こるものではない

プロジェクトの炎上は、突然発生するものではありません。

多くの場合、

・目的の曖昧化
・意思決定の停滞
・課題管理の形骸化
・要望の増加
・現場の離脱

といった兆候が徐々に現れます。

重要なのは、問題が大きくなる前に気付くことです。

 

まとめ

プロジェクトが炎上する企業には、

・目的が曖昧になる
・意思決定が遅れる
・課題が見えなくなる
・要望が増え続ける
・現場の参加意識が低下する

という共通した初期症状があります。

これらは特別な問題ではありません。

多くのプロジェクトで起こり得ることです。

だからこそ、早い段階で兆候を把握し、対策を講じることが重要です。

プロジェクト成功の鍵は、問題が発生しないことではありません。

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